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enchantMOONとは、独自OSを採用した国産のタブレットPCです。
といっても初号機が発売されたのが2013年。昨年2代目となるenchantMOON S-Ⅱが発売されていますから、周回遅れもいいところなんですが、実機(enchantMOON S-Ⅱ)を入手したのでちょっとご紹介します。
本体に物理的なボタンは電源/スリープボタンだけ。これを長押しして電源を投入。
初めにユーザー名やパスワード(必要であれば)を設定して、さて使い始めようと思っても画面は真っ黒なまま。enchantMOONはその形状だけではなく、ちょっと独特な使用感を持ったタブレット端末です。
enchantMOONでは、この真っ黒な画面に附属の専用ペンで字や絵を書くと、それがそのまま1ページのノートとして保存されます。
これだけであればただの電子ノートですが、enchantMOONはノートから別のノートへ、ノートからWebへと自由に検索したり、リンクを貼る事ができます。
例えばペンで文字を書いて、指でその周りを丸く囲むと(丸でも四角でもいいのですが、あまりいびつな形だとうまく認識してくれません)コマンドが表示されます。
Linkは他のノートへのリンクの作成。
Noteは他のノートの内容から囲んだ文字列を検索。
Webは囲んだ文字列をWeb(Google)検索。(あらかじめインターネットに接続されている必要があります)
ちなみにWebでの検索結果は、ペンで切り取ってノートに貼付ける事が可能です。
逆に指 で丸を書いてその中にコマンドを入力すると、各種機能を実行できます。
networkはネットワークの接続の設定。
updateはOSのアップデート。
batteryはバッテリー残量の確認といった具合です。
コマンドはあらかじめ用意されていますが、自分でプログラムする事も可能です。
(この辺のところはまたあらためてレビューできればと思います)
ちなみにここに掲載したenchantMOONのキャプチャー画面は、附属の専用ペンで撮影します。撮影した画像はenchantMOON本体に保存され、附属のケーブルでPCと接続することで転送が可能です。
さて単純にメモを取るだけなら、SHARPの電子ノートの方がシンプルで便利でしょう。
自由にネットサーフィンをしたり、メールをしたり、あるいはSNSを利用したいならiPadなど他のタブレッ ト端末をおすすめします。
つまりenchantMOONは、万人におすすめできるタブレットではありません。
しかし、手書きとLinkで自由な発想のノートを作成したり、プログラムを組む事で自分なりにカスタマイズしたり、そんな手作り感 を愉しめる人には、ぜひ試してもらいたいタブレット端末です。


